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論文

Activation cross section measurement of reactions producing short-lived nuclei at neutron energy between 13.4MeV and 14.9MeV

春日井 好己*; 山本 洋*; 河出 清*; 池田 裕二郎; 宇野 喜智; 前川 洋

Proc., Int. Conf. on Nuclear Data for Science and Technology,Vol. 2, 0, p.935 - 937, 1994/00

14MeV付近の中性子による放射化断面積は数多く報告されているが、短寿命核生成反応断面積のデータは量、精度共に不十分である。データの充足要求に応えるために、$$^{46,47}$$Ti,$$^{57}$$Fe,$$^{68}$$Zn,$$^{74,76}$$Ge,$$^{76}$$Ga,$$^{84}$$Sr,$$^{96}$$Zr,$$^{1320,132,137}$$Baを標的として、半減期が18秒から29分の短寿命核を生成する15反応の断面積を13.4から14.9MeVの範囲で測定した。中性子は、原研FNSを用いて、T(d,n)$$^{4}$$He反応で発生させた。試料を0゜、45゜、70゜、95゜、120゜、155゜の角度で照射して13.4MeVから14.9MeVの中性子エネルギー領域を確保した。照射位置での中性子束は2$$times$$10$$^{8}$$n/cm$$^{2}$$/s程度であった。8本の気送管を使い試料を照射位置に移送した。断面積は、$$^{27}$$Al(n,p)$$^{73}$$Zn,$$^{96}$$Zr(n,np)$$^{95}$$Y,$$^{120}$$Sn(n,np)$$^{120g}$$In及び$$^{130}$$Ba(n,p)$$^{130}$$Csのデータは今回初めて測定できた。

論文

Development of irradiation capsules using polymers

有金 賢次; 村上 滋*; 大友 昭敏; 瀬口 忠男; 高橋 秀武

Proc. of 4th Asian Symp. on Research Reactors, 10 Pages, 1993/00

研究炉において、ポリエチレンキャプセルは誘導放射能が少ないため放射化分析に広く用いられているが、耐熱、耐放射線性が低いため、最大照射時間は20分に限定され、それ以上の照射には主にアルミニウムキャプセルが用いられている。しかし、アルミニウムは照射後の放射能が高く、試料の取扱いのためには1~2日の冷却時間が必要となる。このため、誘導放射能が少なく、長時間の照射が可能なキャプセルの開発が望まれてきた。この要望に応えるため、ポリエチレンナフタレート(PEN)を用い、JRR-4水力照射装置で最大6時間照射可能なキャプセルを開発し実用に供した。また、JRR-3M気送管で最大100時間の照射が可能なキャプセルの開発を、ポリエーテル樹脂(BEK)を用いて行っている。発表では、原子炉照射下におけるPENとBEKの特性、およびキャプセルの開発について述べる。

論文

An Approximate simple formula for the shielding effect of the cadmium jacket designed for the use of fast neutrons among reactor neutrons

岡田 実; 有金 賢次

Journal of Radioanalytical Chemistry, 36, p.239 - 245, 1977/00

炉の実験孔に設けられた気送管にカドミウムジャケットをかぶせると、その気送管に送り込んだ試料は速中性子と熱外中性子とで照射されるだけでなくジャケットが阻止し切れなかった熱中性子にも照射される。その熱中性子の流速密度を手早く予想するための簡単な方法を手に入れるため、一つの式を作った。この式は、カドミウムジャケットの設置による熱中性子束変化の比率を表す式であって、式の中の独立変数は5個の無次元数だけである。この式を使えば釣り合いの取れたジャケットを設計することができる。上記の比率をこの式で予想した場合の誤差は現在のところ40%以内である。

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